15年ぶりの完全新作劇場版『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』が公開間近!どんな苛烈な戦場からも生還する“魔女”アッシュの真実を目撃せよ!

戦場ロボットアニメの金字塔「ボトムズ」の新作劇場版が、全2部作で復活。その第1作『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』が11月20日(金)から公開される!
テキスト:幕田けいた
『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』
『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』本予告
【STORY】アストラギウス銀河の二大勢力、ギルガメスとバララントは、100年もの戦争を続けていた。アスガルズ星系第二惑星ヴァルキュリアⅡの前線基地に、独立宣伝中隊の女性士官マキ・シュタウフェン ベルクが赴任する。彼女は降下猟兵部隊にあって、どんな絶望的戦況からも生還し“魔女” と畏怖される兵士、アッシュ・ヴァンプスを調査する密命を受けていた。部隊に命じられた敵陣への強行降下作戦に、ATパイロットとして参加したマキは、戦火の中でアッシュに秘められた真実へ近づいていく――。
押井監督と超一流のスタッフ、キャストが集結
5年ぶりとなる完全新作映画『装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女』は、アストラギウス銀河で起きた百年戦争末期が舞台。物語は、女性士官マキと魔女と呼ばれ恐れられる兵士アッシュを軸に、兵器としてのAT(アーマードトルーパー)と消耗品として扱われる兵士たちのハードでリアルな戦場ドラマが展開される。
サンライズ50周年記念作品として公開される本作監督は、劇場用作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995)、『機動警察パトレイバー』(1988)シリーズで、国内外のSFファンにも絶大な人気と信頼を誇る押井守だ。加えて作品世界をアップデート以上に進化させるため、超一流のスタッフ、キャストが集結。『ボトムズ』の原作者である髙橋良輔が監修として参加し、キャラクター原案には黄瀬和哉、キャラクターデザインに西尾鉄也、小島崇史、小木曽伸吾、メカニカルデザインは、『銀河英雄伝説 DIE NEUE THESE』の常木志伸、コミック『装甲騎兵ボトムズAT Stories』作画の曽野由大ら。音楽は数々の作品で押井監督とタッグを組んできた川井憲次が手掛ける。アニメーション制作はサンライズ、制作協力としてProduction I.Gが参加。
キャスト面では、兵士アッシュを沢城みゆき、彼女の謎を追うマキを安藤麻吹、その部下に三木眞一郎と梶裕貴という実力派を配役。脇を固める通称「ヴァンプス小隊」メンバーに中村悠一、鶴岡聡、杉田智和、三宅健太、加えて茶風林、大塚芳忠、小野大輔、菅生隆之、櫻井孝宏、上坂すみれらが脇を固めている。
機械的動きや戦闘描写がリアル
日本サンライズ(現・サンライズ)が制作した『装甲騎兵ボトムズ』(1983)は、『機動戦士ガンダム』から始まったリアルロボット路線を深化させ、物語、世界観、ATと呼ばれる人型兵器の設定などが熱狂的ファンを生み、総集編6本とOVA10作品が製作された。
TV版『ボトムズ』で描かれたイメージは、本作では監修に回った原作者の髙橋によれば「ベトナム戦争」だったとか。当時、TV版の放映を横目で見ながら「うらやましい!」と思っていたミリタリーマニア・押井監督の得意とするバトルフィールドだと言える。40年以上越しの念願の「ボトムズ」を手掛けることになった押井監督は、当然、世界観のポイントを押さえながら、いかに新たなボトムズ世界を構築するのか、その弾け具合に期待せざるを得ないだろう。
主人公たちが所属する降下猟兵部隊は、志願する事で科せられていた懲役を免除される懲罰部隊である。懲罰部隊設定では、後に多くのフォロワー作品を生んだハリウッド映画『特攻大作戦』(1967)という痛快でハードな戦争映画の名作が思い浮かぶが(ボトムズ関連では、事実上の懲罰部隊に格下げとなった小隊を描く『機甲猟兵メロウリンク』(1988)もあるが!)、本作もカッコいいSFロボットアニメというよりも、ハードでクールな押井タッチが描くリアルな「戦争アクション」をイメージした方が良さそうだ。その意味では、ビギナーファンが限りなく入りやすい作品になっている。
また、メカファンとしてはATの活躍も気になるところだ。今回、ボトムズシリーズの代表的な機種である「スコープドッグ」は、頭部が若干、小さ目のプロポ―ションにリファイン。公開された予告編には、肘関節が後ろ方向に折れて携行兵器を構える独特の射撃姿勢を取るシーンや、履帯によるローラーダッシュでうっそうとしたジャングルの闇の中を走り抜けるシーンなどがあり、ATの機械化兵器としてのイメージをより鮮明化している。ATは無機質なメカと相性が良い3DCGで描かれるため、機械的動きや戦闘描写がリアルに伝わってくる映像になっている。
ファンとしては、本作が完全に独立した百年戦争の物語になるのか、既存のシリーズとリンクしてくる部分があるのか、気になるところだが、そちらの答え合わせは映画公開まで待つしかないようだ。
未来の苛烈な戦闘とハードボイルドな人間ドラマを描く、サンライズ50周年作品に期待せよ!
装甲騎兵ボトムズ 灰色の魔女
第1作 2026年11月20日(金)公開/第2作 後日発表
【CAST】
アッシュ・ヴァンプス :沢城みゆき
マキ・シュタウフェンベルク :安藤麻吹
三木眞一郎、梶 裕貴、中村悠一、鶴岡 聡、杉田智和、三宅健太、
茶風林、大塚芳忠、小野大輔、菅生隆之、櫻井孝宏、上坂すみれ
【STAFF】
監督 :押井 守
原作 :矢立 肇・髙橋良輔
脚本 :押井 守・山邑 圭
キャラクターデザイン原案 :黄瀬和哉
キャラクターデザイン :西尾鉄也・小島崇史・小木曽伸吾
オリジナルメカニカルデザイン :大河原邦男
メカニカルデザイン :常木志伸・曽野由大・石口 十・稲田 航
音楽 :川井憲次
音響監督 :若林和弘
企画・制作 :サンライズ
制作協力 :Production I.G
配給 :バンダイナムコフィルムワークス
公式サイト:https://votoms-gh.com
上映劇場:https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=votomsgh
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