【CHARA MAKING LAB 】vol.3 造形作家・まめプロ「お弁当ねこ」「赤ぬこ」

オリジナルソフビ・キャラクターを制作・販売するクリエイターたちの創作の裏側に迫る連載企画「CHARA MAKING LAB」


第3回は、造形作家・まめプロ氏。


自身が手がけるキャラクター「お弁当ねこ」「赤ぬこ」について、誕生のきっかけからデザインのこだわりまで、その制作の裏側を伺った。

まずはインタビューに先立ち、「お弁当ねこ」「赤ぬこ」のプロフィールを紹介!

 

 

「お弁当ねこ」(ふとましいねこ)Profile

名前

お弁当ねこ(ふとましいねこ)

サイズ

8cm

性格

自分ではお弁当を背負えないため、いつも誰かの助けが必要なねこ。“助け合って生きている” というメッセージを込めたキャラクター。

 

 

「赤ぬこ」Profile

名前

赤ぬこ

サイズ

8cm

性格

赤べこに育てられて自分は赤べこだと信じているねこ。
お酒を飲んで青くなったりします。

 

 

INTERVIEW

——初めてオリジナルキャラクターを制作されたのはいつ頃でしたか?

初めてオリジナルキャラクターを作ったのは20年ほど前です。当時は漫画やイラストを描いていたので2Dでしたが、徐々に粘土で立体作品を作るようになりました。

——立体作品を制作しようと思ったきっかけを教えてください。

当時ネットオークションで掘り出し物を見つけて落札するのにハマっていて、その頃自作のイラストや粘土作品を出品している人がたくさんいることを知り、こんな世界があるんだと自分もやってみたいと思いました。
ただ、オークションだと毎回似たような人に落札されてしまうようになりもっと色んな人に見てもらいどんな評価をされるか実際に目の前で
見たいと思うようになり、リアルな対面イベントに参加するようになりました。粘土作品は1点ものでしたが、洋服のように型紙が同じでも生地の素材や模様によって全く趣が違う作品になるようなものが作りたいと思い、原型から型を取って複製したものをひとつひとつペイントする現在の制作方法に移行しました。

——「ふとましいねこ」が誕⽣したきっかけを教えてください。

「ふとましいねこ」はなぜか最初から「自分が猫を作るならこの体形」という明確なビジョンがありました(ぽっちゃりで短足)。
結果、約10年以上飽きずに作り続けています。

——「ふとましいねこ」のデザインについて。

「ふとましいねこ」は背中に本人が好きな食材(お弁当)を乗せることで「お弁当ねこ」というキャラクターになります。
ねこの模様は実在し得る猫の柄に限定しています。特に模様による性格設定などはなく、手に取ってくれた皆様の身近にいる似ている模様の子を投影していただければと思います。

——「お弁当ねこ」の性格がありましたら教えてください。

「お弁当ねこ」は自分ではお弁当を背負えないので、必ず誰かに協力してもらわないとなりません。
人は一人では生きられず、まわりに助けられながら生きていて、そしてねこだって色んなものを背負って生きていることを暗示しています。

——「お弁当ねこ」で、印象に残っているパーツなどがありましたら教えてください。

コロナ禍に生まれた「Unya Eats」(ウーニャーイーツ)バッグはいまだに人気があります。
構造上、汁物は全部こぼれます。

また、干支のパーツは毎年作っていて、もうすぐ1周するのですが、寅年に「ブラックタイガー(エビ)」を思いついた時は最高の物ができたと思いました。

——今後作ってみたい「お弁当ねこ」パーツはありますか?

今後は白菜を作りたいと思っています。1個丸ごとのフォルムが面白いと思います。

——「⾚ぬこ」はSNSでも反響が⼤きかったですよね。

以前から「張り子犬風」「こけし風」のペイントのねこは制作していて、その第3弾として以前からリクエストのあった「赤べこ風」のペイントをしたのが「赤ぬこ」です。
色のコントラストが強い作品なので、「これは本当にかわいいのか?」と心配になりXのフォロワーさんたちにそっと見てもらおうと投稿したら、たくさんの方々にいいねをいただき、驚きました。多くの方々の赤べこに対する愛を感じました。

——「赤ぬこ」の性格がありましたら教えてください。

赤ぬこの設定は、赤べこに育てられて自分は赤べこだと信じているねこです。
お酒を飲んで青くなったりします。

——⾊のバランスを考える際に意識されていることはありますか?

ねこたちのカラーが地味な分、何色のパーツを乗せても映えるので助かっています。

——オリジナルキャラクターを制作される際に、⼀番⼤切にしていることはありますか?

オリジナル作品において、自分が「良い」と思ったものは同じようにかそれ以上に「良い」と思ってくれる人がいるという実感があるので、今のトレンドなどを把握するのも大事かと思いますが、自分が作る意味をきちんと考えることが大切だと思います。

——今後挑戦してみたいこと、展開してみたいグッズなどはありますか?

ふだんカチカチのフィギュアを作っているので、ぬいぐるみなどのふわふわした触感の物に憧れがあって、同じ型紙でも綿の入れ具合で見え方が違うなど面白いと思っています。赤ぬこのぬいぐるみは自分も欲しいです

——いち早く⼊⼿できる⽅法を教えてください。

情報はXでのポストが一番早いと思います。
来年は通販もきちんと稼働させたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

——最後に、ファンの皆様に一言お願いいたします。

いつも応援していただきありがとうございます。
立体作品はやはり実物を色んな角度から見てもらうのが一番だと思いますので、直接見れる機会が増えるよう頑張っていきたいと思います。

12月は株式会社トイズキャビン様よりカプセルトイの「赤ぬこ」が発売されます。
原型と監修させていただいています。

 

出展予定情報

2025年12月17~21日 まめプロ個展

場所:王冠印雑貨店(東京都文京区湯島)
時間:平日12:00-18:00・土日祝:11:00-17:00

詳細はこちら

2026年2月8日(日)ワンダーフェスティバル2026冬

場所:幕張メッセ
時間:10:00〜17:00

 

Profile

まめプロ

代表作:お弁当ねこ
ねこの背中にお弁当を 10 年背負わせている者です。
最近は 3D モデリング+3D プリンターで原型製作しています。お弁当ねこは樹脂製です。

X:@mamepuro