【原型師INTERVIEW番外編】どの角度から見ても違和感のない、自然に成立する造形を追求!VTuber さくらみこ制作インタビュー!

YouTubeチャンネル登録者数200万人以上を誇り、男女問わず高い人気を集める、ホロライブ0期生のさくらみこが、1/7スケールフィギュアとなって登場!本作は、オリジナル楽曲「flower rhapsody」をコンセプトに立体化。制作を手がけた Design COCO の企画担当者様に、本作のこだわりについてお話を伺いました。

 

 

INTERVIEW

——本作の企画の経緯を教えてください。

「hololive SUPER EXPO 2026」でのお披露目を目指して本企画がスタートしました。あわせて、さくらみこ様のPOP UPイベントも別途検討していたことから、イベントとの連動性を意識し、等身大フィギュアおよびスケールフィギュアの企画を進めていきました。

——イラストレーター・おるだんさんの描き下ろしイラストを立体化された経緯を教えてください。

これまで数多くのさくらみこ様関連のイラストを手がけられていたことから、今回のフィギュア化にあたってのイラストは、おるだん様にご依頼することとなりました。
おるだん様と直接打ち合わせを行う機会は多くありませんでしたが、カバー様の監修を通じて、タレント様らしさをどのように表現するか、また立体化した際の完成度を高めるために何が必要かといった点について、細部まで綿密にやり取りを重ねながら制作を進めました。

——本作のコンセプトについて、どのように生まれたのでしょうか?

さくらみこ様のオリジナル楽曲「flower rhapsody」をコンセプトに、イラスト制作およびフィギュア制作を進めました。MV内に登場する電脳桜神社の赤い橋を取り入れています。

——イラストを立体化するうえで意識された点や工夫について教えてください。

イラストで描かれている角度からの見え方を再現しつつ、どの角度から見ても違和感が出ないよう、造形として自然に成立するよう工夫しています。
例えば、衣装の造形では「シワの谷や山をどこに配置すればイラストを再現できるか」「この陰影の付き方はどのようなシワで表現できるか 」といった点を考えながら、イラストの雰囲気に近づけられるよう意識して制作いたしました。

——特にこだわったポイントについて。

イラストのふわっと舞い上がるような浮遊感を立体でも感じられるように、ポーズや衣装、髪の流れ、シワの入り方など、細かなニュアンスまで丁寧に作り込みました。

——表情造形について。

イラストの表情を再現できるよう、アイペイントはもちろん、口の開き具合や歯・舌の見え方に至るまで細部にこだわりました。特に頬の赤みは、表情の柔らかさや可愛らしさが自然に伝わるよう、彩色のバランスを繊細に調整しています。

——衣装造形について。

実際に “着ている”ような説得力のある造形にするため、衣装がどのような構造で重ね着されているのかを意識しながら制作いたしました。また、布の流れや入り込み方だけでなく、重なった部分の見えない構造まで想像しながら細部を作り込んでいます。

——髪の毛の造形について。

イラストの髪型や髪の流れを忠実に再現できるよう、髪束の太さや動き、筋の入れ方に至るまで細部にこだわって制作いたしました。また、ふわりと広がる髪の繊細な浮遊感を表現するため、髪の広がり方や流れる方向に細かな変化をつけ、動きが単調にならないよう意識しています。

——「サクラカゼ橋」の造形について。

階段を螺旋状に配置することで全体に動きを持たせ、どの角度から見ても楽しめる造形を意識しました。また、幾何学的な構造だからこそ、わずかな歪みでも印象が変わってしまうため、細部まで丁寧に作り込んでいます。

——等身大フィギュアとスケールフィギュアでは、造形面でどのような違いや調整がありますか? また、イラストを立体化する際に意識しているポイントを教えてください。

等身大フィギュアでは、衣装の厚みや細部の太さ、髪の細い束なども、比較的イラストに近い形で再現できます。一方で、スケールフィギュアに落とし込む場合は、強度を確保できる厚みや太さに調整する必要があります。その際は、見た目に違和感が出ないよう工夫しています。
特に髪の毛は、イラストでは線のように細く描かれている部分も多いため、そのまま太く再現すると印象が変わってしまいます。そうした部分は、必要に応じて一部を省略しながらバランスを調整しています。

等身大フィギュア

——本作の制作にあたり、特に苦労された部分がございましたら教えてください。

表情や顔立ちの再現には特に苦労し、何度も修正を重ねました。
なかでも頬のふっくらとしたラインは、フィギュアの顔を基本的に左右対称で造形する必要があるため、イラストの印象を再現しようと調整すると、実際よりも膨らんで見えてしまう難しさがありました。

不自然に見せずにイラストの可愛らしい表情を再現するため、どのような造形バランスが最適か試行錯誤を重ね、最終的には納得のいく形に仕上げられたと思います。

——最後に、購入を検討されている方や35P(みこぴー)の皆様へメッセージをお願いいたします。

細部までこだわってイラストの魅力を立体として再現しておりますので、ぜひお手元でじっくりお楽しみいただければ幸いです。

 

 

製品情報

ホロライブ さくらみこ 1/7スケールフィギュア

種別:1/7スケール PVC製塗装済み完成品
予約期間:2026年3月6日 〜 2026年6月9日
発売日:2027年6月予定
個数制限:1人3個まで キャンセル不可
サイズ:全高:約245mm(台座含む)
対象年齢:15才以上
材質:PVC、ABS
価格:¥28,600(税込)

原型・彩色:Design COCO

発売・販売元:株式会社デザインココ

© COVER

 

 

 

 

Profile

Design COCO

アニメキャラクター等のハイクオリティな等身大・スケールフィギュアの制作を手掛ける制作会社。宮城県仙台市に本社を置き、3D制作から彩色まで社内一貫生産しています。工学的手法を駆使して、常に新しい技術を追い求め、3Dプリンターの開発・販売も行っています。