2021.04.07
タナベシンの美術系のための英会話講座⑯全編英語字幕付き!英語で作品紹介/高木アキノリ「シロとクロ」メイキング編
全編英語の作品解説シリーズ第4弾はメイキング編!
毎週水曜日は、アメリカで12年間フィギュア原型師として働いていた造形家のタナベシンさんが、SNSで使える英会話をレクチャー!
今回も引き続き全編英語で日本のアーティストの造形作品をご紹介。『SCULPTORS 01』より、前回紹介した高木アキノリさん『シロとクロ』のメイキングを英語で解説します!
原文の直訳ではなく英語的表現に直してから翻訳しているので、ぜひ本誌との表現の違いを見比べてみてくださいね。
日本語訳はこちら
どうも皆さま!複数メーカーのフィギュアを作っているタナベシンです。今日は、『SCULPTORS 01』のメイキングページを訳してみようと思います。前回の動画でいつかやると言ってたんですが、 やっぱりすぐやることにしました。 今回のネタは前回動画の高木アキノリさん制作「シロとクロ」です。どのように作っているか見てみましょう!
- 2.5mmのアルミ線とエポキシパテを使って芯を作ります。
- グレイスカルピーで形状をラフに始めます。
アメリカハコガメを参考にしましたがあまり爬虫類っぽくならない ようにしました。犬や猫が近いです。 - 背骨になる箇所に3mmアルミ線を使い、エポキシパテが首、胸、
骨盤になります。 - 首と足のためにドリルで穴を開け、2.
5mmアルミ線を足にします。 - 顔を取り付け、体にグレイスカルピーを盛り付けていきます。
尻尾のアルミ線はあとで長さを調節できるよう今の段階では長めに残 しています。 - 肉付けしながらポーズの調整もしていきます、
顔の角度を少し上に向けました。 - 翼の芯にはアルミ線とアルミテープを使いました。
大山竜さんに教えてもらったやり方です。 翼の芯を体に仮付けして形状とバランスを調整します。- 骨格を意識してスカルピーを薄く盛っていきます。
- 体を進めていきます。
筆でラッカーシンナーを塗布して表面を均します。 - 羽を取り付けて全体をチェックします。
- 羽を外しディテールを作っていきます。
- ディテールのメリハリをつけたかったので目の周りにウロコやシワ
を入れてアゴあたりは滑らかにしています。 - 体のウロコ。背中のほうが硬くみえるようにしました。
- 手足を作り込みます。
腕のウロコは下から上に向かって段々大きくなりますが、ここでもメ リハリをつけるため上腕あたりにウロコは付けません。 - このドラゴンは強そうに見えないので爪は小さめに作りました。
- 放射状にシワを入れて、
ニードル状のスパチュラで細かい線を入れていきます。 - 尻尾を納得のいく形状にして原型完成、全体を焼きます。
制作工程を見るのは面白いですよねぇ。とても刺激を受けます。新しいテクニックを見つけるといつも盗んじゃいますね!さて次は誰にしましょう?ではまた!
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タナベシン
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