どこよりも分かりやすい!光と影を駆使したBlender演出術 ①基本的なライティングセットアップ

はじめまして。「ゆとりCG」と申します。
私は普段から、Blenderを使って、独学でリアル寄りの表現からアート系、アニメ調、ゲーム風、ほっこり可愛い系まで様々な3DCG作品を制作してきました。SNSやnoteでは、制作過程やBlenderのTips、演出の工夫を発信しています。同じようにCGに興味がある人や表現を楽しむ人に向けて学びや気づきを届けていけたらと思います。
ところで、皆さんは、光の当たり方で、同じシーンがまったく別物に感じられる体験をされたことはありますでしょうか?
こちらは、モデルや空間を一切変更せず、ただ光の当て方、色、強度、範囲をコントロールしてできたものです。
例えば、左下のCGは『スターウォーズ』のようなドラマチックな映像を意識した作品です。
右上のCGは木漏れ日、左上は少し海の中を印象づけます。
このように、「光と影」をコントロールすることで、与える印象は全く異なります。
これらはBlender(無料オープンソースの3DCGソフト)を用いて作成しています。
このように、光のタイプと与える影響を知ることで、「視覚や感情に与える効果」を理解することができます。
そして、光は「空間がどのように成り立っているか」を見えるようにしてくれる存在でもあります。
もしあなたが今、ビジュアルで人の心や感情に何かしら訴えかけたいのであれば、光の作用を学ぶことで作風は飛躍的に改善するでしょう。
このシリーズでは、光と影が視覚や感情に与える効果を題材として、「Blenderを用いた光と影の演出術」をご紹介します。光源や陰影、色温度を用いた表現手法などをご紹介していきます。
光が、見た目の特徴やどのような感情に関連付けられるかなどを知ることで、ぜひ「光と影」をコントロールする面白さを感じてもらえたらと思います。
Blenderとは?
まずはじめに、Blenderとは、無料で使えるオープンソースの3DCGソフトです。
1つのソフトで、モデリング・アニメーション・質感作成・レンダリング・動画編集まで完結します。
プロ・個人問わず世界中で使われ、商用利用も可能です。
アニメ調からリアル調まで幅広い表現に対応し、初心者にも始めやすいのが特徴です。
3D作品づくりをしたい人や、造形をシミュレーションしたい人にとって、最も手軽で高機能なツールです。以下のURLから無料ダウンロードできます。
Blenderの基本的なライティングセットアップについて
まず、Blenderを知らない方へ基本的なライティングの設定方法、ライティングの基本について解説します。(知っている方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。)Blenderのダウンロードが完了したら、「Shift+A」 からモンキー・平面を追加し、セットアップします。その後、ビューポートシェーディングを「レンダー」へ変更します。
ここからライトを追加します。「追加(Shift + A)」からライトを選択し、配置します。
これでセットアップは完了です。
続いて、ライトのパラメータを操作してみましょう。各パラメータの説明は以下の通りです。主にカラー、強さ=明るさ、露出の強さ、角度を調整して様々な影の形や演出を行います。
光源の種類
Blenderには、以下、4つの照明(ライト)が備わっています。それぞれの特性を理解しておくと光の表現幅が広がります。
Point(点光源)
1点から全方向に光を放つ。電球のような光。影が放射状に広がりやすく、柔らかい。
Sun(太陽光)
無限遠から平行に光が差す。屋外用。影がシャープで一直線に伸びる。
Spot(スポット)
円錐状に光を当てる。舞台照明のような効果。影が明確で印象的。
Area(エリアライト)
面で光を出す。柔らかい影が得意。影が滑らかでグラデーション状。
これらのライトを組み合わせながら、影をコントロールし様々なシーンを作り出すというのが基本的なライティングの考え方です。
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ゆとりCG
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