どこよりも分かりやすい! 光と影を駆使したBlender演出術 ②三点照明の考え方

はじめまして。「ゆとりCG」と申します。

私は普段から、Blenderを使って、独学でリアル寄りの表現からアート系、アニメ調、ゲーム風、ほっこり可愛い系まで様々な3DCG作品を制作してきました。SNSやnoteでは、制作過程やBlenderのTips、演出の工夫を発信しています。同じようにCGに興味がある人や表現を楽しむ人に向けて学びや気づきを届けていけたらと思います。

 

 

 

三点照明の考え方について

光の当て方の基本として、三点照明という考え方があります。三点照明は、照明技法の基本的な技法の一つです。カメラ撮影でよく使われますが、3DCGでも基本は同じです。主に3つのライトで構成されています。

簡単にまとめましたので、こちらをご覧ください。

主に、フォーカスしたい被写体がある時に使います。見せたい形を丁寧に伝えたい対象がある時です。CGの場合だと、プロダクトやキャラクターモデル、あとはスタジオ風に撮影するときなどにも使います。

①キーライト

キーライト(主光源、メインライト)は形を作る光と言ってもいいと思います。
それが、硬いのか柔らかいのか、落ち着いているのか、主張しているのか。いわゆるメインの光です。このキーライトの角度によって、どう見せたいかが変わります。
大体、被写体に対して斜め45度くらいの角度で照らします。もちろん、角度を変えて全然OKです。明るくしすぎて白飛びしないように注意しましょう。

ポイント

役割:メインの光。被写体の形状や陰影を作る。
配置:被写体の正面から少し横(通常45°程度)上方向。
強さ:最も明るくする。

②フィルライト

フィルライト(補助光源、押さえ、レフの役割)は、キーライトでできた影を和らげたり、柔らかい印象を作ります。弱めの光で、キーライトの反対・低めに置くことが多いです。
補助の役割なので、ほんのり、柔らかく光るイメージです。

ポイント

役割:キーライトによる影を和らげる。
配置:被写体の反対側(キーライトの影が出る側)、低めの角度。
強さ:キーライトより弱く、柔らかい光にする。

③バックライト

バックライト(逆光源、リムライト)は背景と被写体を分離する役割を果たします。被写体の後ろにおいて、輪郭を浮き立たせます。強すぎると不自然になることがありますので、あくまで輪郭を目立たせられたらOKです。

ポイント

役割:被写体の輪郭を際立たせ、背景から分離させる。
配置:被写体の後ろ上方、カメラから見て斜め後ろ。
強さ:キーライトよりやや強めでもOK。ハイライトや縁取り効果を狙う。

 

上から見たときの配置はこのようなイメージです。

これら3つの光源を組み合わせて完成です。

 

 

3点照明はシンプルですが、被写体の見せ方を大きく変える強力な手法です。
Blenderで正しく配置して使うことで、作品の立体感や雰囲気が格段にアップします。

まずはキーライト、フィルライト、バックライトの配置を意識して、光のバランスを観察してみましょう。
慣れてきたら、光の色や角度を微調整して、自分だけのライティング表現を作ってみてください。

今回は、光と影の基本的な考え方である、3点照明について書きました。

次回以降は、この3点照明をベースとして、具体的な事例を踏まえていきます。木漏れ日や霧(フォグ)、奥行き感をイイ感じに出す方法など、様々な演出方法を解説できればと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

Profile

ゆとりCG

CGアーティスト ┊︎ 「Blenderとの距離を、毎日1ミリ縮める」をコンセプトに、Blenderの楽しさ、気軽さ、ノウハウを発信しています ┊︎ note開設 ┊︎ アニメ調好き × Blender独学者
 

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