【スカルプターズ・データベース】クリーチャー&モンスターの異彩造形作家・大山竜

フィギュア、ゲーム、CM、映画、そしてアートのジャンルで最も造形力のあるスカルプター・原型師を集めた、最新データベース創刊!

荒々しいまでの大胆さと超絶ディテールの繊細さをあわせ持つ
大山竜 Ryu Oyama Profile

  大山竜とその右手。

おおやま・りゅう

1977年1月22日生まれ。水瓶座。中学1年の時に映画『ゴジラvsビオランテ』に衝撃を受け、粘土造形を開始。

雑誌『ホビージャパン』にて竹谷隆之氏の作品「HOPPER」に出会い、フィギュアの世界に憧れを抱く。その後、立体造形は趣味として続け、本業としては絵描きになりたいと思うようになり、美術系高校に進むも周囲の同級生に絵が上手い人が沢山いる事を知り、絵の道を諦め、造形科のある美大に進学する。

進学するも、授業にはほとんど参加せず、大学の図書館で映画を観るか美術書を読みあさる日々を続け卒業に必要な単位が足らず大学を中退。その1年後の21歳の時、ガレージキット原型師としてデビューする。

怪獣やクリーチャー造形の世界で少しずつ名を知られるようになり、今年で原型師歴23年目となる。

趣味は爬虫類の飼育(アオダイショウ、チュウゴクシュウダ、トゲヤマガメ、クロハラヘビクビガメ、ヒョウモントカゲモドキ 等)と粘土造形(アニメやゲームのキャラクターを作ることが多い)エアガンの収集と改造。ベレッタM93R、 AKMS  Cz75 等が好き。

2016年に初作品集『大山竜作品集&造形テクニック』(玄光社)、2017年『超絶造形作品集』(玄光社)を刊行。

大阪芸術大学でフィギュアアーツコースの講師も務める。最近はゲームのクリーチャーデザインなどジャンルを問わず幅広く活動中。

Twitter:@oyamaryu3333333

 

作品

クトゥルフ・エボリューション 大山竜デザイン “クトゥルフ”」(2019)©Max Factory / ArcLight / Cthulhu Evolution ©大山竜

「駆虫の戦士」、『スカルプターズ02』(2019)用作りおろし作品と、その粘土原型。

ワンフェス展示用「ムカデ男」(2013)

 

         

大山竜作品集&造形テクニック』(2016)より、カバー用作りおろし作品「魔王」。

   
(左)『大山竜作品集&造形テクニック』(2016)より、作りおろし作品「羽根のクリーチャー」。(右)オリジナル作品「ツノガエル」(2012)。

   
左から「ガラモン」(2013)、ACRO「セミ人間」(2014)、「threezeroX 大山竜 バルタン星人」(2019) ©円谷プロ

 

使用ツールと作業机


主なツール:筆、ピンセット、ネイルアート用のツール、歯科技工士用スパチュラ、大山さんのメインスパチュラ(タミヤ調色スティックを改造したもの)、丸い先端のスパチュラ、パジコ ステンレス細工棒ほか、自作のスパチュラ等。

 

影響を受けた(大好きな)映画、漫画、アニメ

映画…『シン・ゴジラ』『パンズ・ラビリンス』『エイリアン』『ロボコップ』『KING OF PRISM by PrettyRhythm』『この世界の片隅に』『PERFECT BLUE』『ダークナイト』『レゴ® ムービー』『ジュラシック・パーク
漫画…『弱虫ペダル』『強殖装甲ガイバー』『デビルマン』『進撃の巨人』『菫画報』『無限の住人
アニメ…『新世紀エヴァンゲリオン』『とらドラ!』『魔法少女まどか☆マギカ』『CLANNAD

 

1日の平均作業時間

7時間

 

作品集