【原型師INTERVIEW 】深く黒い眼と光る眼が醸し出す「生と死」「人智と異界」の二面性を表現!ジョシュ・ニジー氏作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』第4の使徒フィギュア制作インタビュー!

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』より、第4の使徒がノンスケールスタチューとなって登場!ジョシュ・ニジー氏のデザインを元に異形のシルエットの使徒を圧倒的造形力で立体化。今回はプライム1スタジオの企画担当者さまにお話をお聞きしました!

INTERVIEW 

——今まで数々の『エヴァンゲリオン』シリーズのフィギュアを発売されていますが、プライム1スタジオさん初となる使徒。今回使徒のフィギュアを制作することとなった経緯を教えてください。

これまで当社では『エヴァンゲリオン』シリーズのスタチューをアレンジのあるもの、ないものと多数展開してまいりましたが、使徒を“単体”でスタチュー化するのは今回が初の試みです。過去には「エヴァンゲリオン初号機 Concept by Josh Nizzi」台座のジオラマの一部として第4の使徒を立体化しましたが、主役として造形したのは本作が初となります。第4の使徒は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』においてシンジが初めて戦う象徴的な存在であり、また『使徒』といえば連想するのもこの第4の使徒という方も多く、ファンの皆様からも立体化のご要望を多くいただいておりました。そうした背景を踏まえ、満を持して本プロジェクトが立ち上がりました。初号機(Concept by Josh Nizzi版)のスタチューをリリースしていたこともあり、対となる使徒をフィーチャーすることで、より一層ジョシュ・ニジー氏の描くエヴァンゲリオンの世界観を立体的に味わっていただけると考えています。

—— このポージングにした意味を教えてください。

第4の使徒が持つ、圧倒的で不気味な存在感を最大限に表現するため、威圧感と緊張感のあるポージングを採用しました。基本的に構えというものがない、攻撃態勢に入る直前のような、静かでありながら今にも動き出しそうな“間”を意識し、見る者に強烈な印象を与える造形に仕上げています。このポージングを通じて、劇中で描かれた「未知との遭遇」や「絶望の始まり」といった感覚を再現したいと考えました。動きのないスタティックな構図にする事で、使徒の姿を図解しているような未知の存在を見せるという隠しコンセプトもあります。

——体表のテクスチャは、どんなものを参考にされましたか?

アニメ本編では第4の使徒の体表は比較的シンプルに描かれていたため、今回のスタチュー制作ではその抽象的なイメージをリアルな立体表現へと昇華する必要がありました。そこで参考にしたのが、深海生物や爬虫類などの質感、鉱物や金属の風合い、そしてジョシュ・ニジー氏が得意とするメカニカルでありながら有機的でもあるデザインアプローチです。これらを融合することで、「どこか現実に存在していそうで、でも明らかに異質な存在」としての使徒の存在感を追求しました。

——真っ黒で吸い込まれそうな目と、LEDを使用した明るい目の対比がすごく面白いです!

ありがとうございます。あえて異なる性質の目を対比させたのは、使徒という存在が持つ「静と動」「生と死」「人智と異界」といった二面性を表現するためです。吸い込まれるような黒は、深淵のような神秘性や恐怖を。LEDで光らせたもう一つの目は、敵意や暴力性といった動的な要素を象徴しています。このコントラストにより、より立体としてのドラマ性を高めています。

——台座には『エヴァンゲリオン』シリーズでよく見るハニカム柄が。

はい、台座のデザインには、エヴァンゲリオンの世界観でよく目にする六角形(ハニカム)パターンを取り入れました。この模様は、ATフィールドやNERV施設の内部意匠など、作中にも頻出する要素です。スタチュー全体を通じて、単なる“造形物”にとどまらず、作品世界への没入感を高める一助となるよう意図しています。ジオラマ風台座とは異なる形でアートとしての魅力を演出できているところも見どころです。造形的な情報は本体に集約し、台座に関してはよく見るモチーフを使用しながらシンプルにする事で見飽きずに造形を楽しめる工夫でもあります。

——再現が一番難しかったところはどこでしたか?

最も難しかったのは、体表の質感とその色味のバランスです。アニメでのシンプルな描写をベースに、リアルで存在感のある造形に落とし込むため、どの程度の情報量が適切か、試行錯誤を重ねました。特に白い装甲部分の質感や色のムラ、黒い体表の有機的な文様など、繊細な表現が求められるポイントは、塗装チームと開発チーム全体で何度も調整を重ねています。

——本作の見どころ、一番見てもらいたいところはどこですか?

最大の見どころは、ジョシュ・ニジー氏による再解釈が加えられた「第4の使徒」の新たなビジュアルと、それを極限まで立体化で表現した造形力です。また、LEDギミックによる目の表現や、細部まで作り込まれた体表のテクスチャなども、角度やライティングによって様々な表情を見せるよう設計されています。ぜひ360度、あらゆる角度からご覧いただきたいスタチューです。

——購入を検討中の皆さんに一言お願いいたします。

本作は、Prime 1 Studioとして初めて“使徒”に真正面から向き合った挑戦作です。従来のフィギュアとは一線を画す、アート作品としての圧倒的な存在感と質感をぜひご体感ください。単体でも圧巻の仕上がりですが、過去にリリースした初号機スタチューと並べていただくことで、あの名シーンの再現も可能です。エヴァファンの皆様のコレクションの中で、きっと特別な一体になるはずです。

商品概要

第4の使徒(Concept By Josh Nizzi)

フォーマット:アルティメットジオラママスターライン
シリーズ:ヱヴァンゲリヲン新劇場版
スケール:Non Scale
価格:¥148,390(税込)
商品コード:UDMEVA-06
想定サイズ:全高58cm、全幅47cm、奥行き30cm
想定カートン数:1
想定重量:約14.1kg
材質:ポリストーン(一部に別素材使用)
JAM:4582647121318
出荷予定日:2026年7月~10月頃を予定

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Profile

プライム1スタジオ企画担当者