【原型師INTERVIEW 】ファーストステージ編の衣装を立体化!TVアニメ『【推しの子】』有馬かなフィギュア制作秘話インタビュー!

2024年に第2期が放送開始となる、TVアニメ『【推しの子】』より、アイドルグループ・B小町の「有馬かな」が1/7スケールフィギュアで登場!KADOKAWA ECサイトで購入すると、特典で差し替えパーツ「ウィンク」が付属。今回、フィギュアを担当した株式会社 松田モデルさんにお話を伺いました!

 

INTERVIEW

——名シーンを立体化されていますが、こだわった点などがありましたら教えてください。

最重要キャラのひとりである有馬かなの立体化ということで、原作ファン・アニメファン双方に納得いただけることを目指しました。 特に同じシリーズのアイとルビーと並んだときに違和感がないように気をつけました。

——制作にあたり特に気をつけた部分は?

360度どこから見ても決まっているポーズになるようシルエットに気をつけて制作しまし た。

——胸元のスカーフや、スカートなどはアレンジされていますね。

原作を元にKADOKAWA様と話し合いながら試行錯誤して造形しました。

——監修はいかがでしたか?

スカートとポーズの躍動感をポイントとして監修していただきました。

——立体化する際にスカートや生地のふんわり感を出すコツは?

スカートの印象を左右するのは、スカートの末端のひらめき具合だと思います。 なので、私はスカートの末端から作り始めています。これはイラストを描く際のコツでよく紹介されている方法なのですが、立体物に対してもとて も良いアプローチの方法だと感じています。

——本作のポージングについて教えてください。

私の解釈としては、ステージ上で振り向いてファンに視線を投げ返す一瞬を切り取ったポーズだと思い、そこを意識して造形しました。

——注意したところや苦戦した部分がありましたら教えてください。

衣装がシンプルな分、より全体の動きの流れに注意し、反時計回りに力が掛かっていることを念頭に置いて造形しています。

——ワークフローを教えてください。

素体作成→ポーズ付→衣装・装飾→調整→分割→出力→複製→彩色 の順で作業しています。 

——使用したツールがありましたら教えてください。

ZBrushをメインツールとして使用しています。

——2次元キャラクターを立体化する際に注意していることや意識していることなどがありまし たら教えてください。

キャラクターの立体化である以上、顔の印象は最重要だと感じています。 誰が見てもそのキャラであるとわかって頂けるよう重点を置いています。

——原型師さまからみて、本作の推しポイントは?

かなのニーソックスの衣装は女の子らしくてとてもかわいいと思っているので、 かわいさを引き立たせるためにも、太ももの表現にこだわりました。

——最後に購入を検討している方やファンの皆さんに一言お願いいたします。

かならしい直球な可愛さが表現できたと思います。
ぜひお手に取った際はじっくり表情をご覧になってください!



商品情報

【推しの子】有馬かな

仕様:プラスチック製塗装済み完成品(専用台座付属)
スケール:1/7スケール
全高:約220mm(台座含む)
企画制作:KDcolle(KADOKAWAコレクション)
発売元:KADOKAWA
販売元:グッドスマイルカンパニー
価格:20,900円(税込)
予約締切日:2024年1月17日(水)
お届け時期:2024年6月予定

限定特典付き!

ウィンクパーツ

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

 

 

 
 

Profile

所属:株式会社松田モデル