【Vからとびだせ!番外編】「しぐれうい masterpiece 1/4スケールフィギュア」フリュー、スペシャルインタビュー!
バーチャルの世界から飛び出して、フィギュアとなったVTuberをご紹介「Vからとびだせ!」
六本木ヒルズ カフェ/スペースで9月22日(日)まで開催中の「しぐれうい個展 雨を手操る」にて展示されている『しぐれうい ハイパーオーバースケールフィギュア』がフリューのF:NEXより1/4スケールなって登場!FURYU HOBBY MALLではピースの付け替えパーツ付き!今回は、企画担当者の藤井 壮さん、広報の古澤清貴さんに制作のこだわりをお聞きしました。
INTERVIEW
——本企画はいつ頃から動き始めていたのでしょうか。
藤井:今年の初めくらいから企画が始動しました。ちょっと厳しいスケジュールでしたが原型会社様と力を合わせて完成させました。
——最初は展示用の大きいものから作っていたんですか?
藤井:そういうわけではないですね。やると決まった段階で両方の企画がスタートしていて、同じデータを使用しているので同時並行で進んでいました。
——展示用フィギュアの額は本物を使用されているんですか?
藤井:そうなんです。そもそもイラストが本物の額をベースに考えられていて、INCOLORE様が額を購入されたそうです。額自体が
——展示品は大きさと重さは?
藤井:おおよそ縦1mくらいですね。重さは量ったことないですけど40kg以上はあるんじゃないですかね。
——これだけ重いと展示するもの大変ですね。
藤井:展示方法はロイスエンタテイメント様が等身大をいくつも制作しているのでノウハウご教授いただきました!また、INCOLORE様やロイスエンタテイメント様、施工業者様と弊社の4社で打ち合わせを行ったりと、なかなか無い経験ができて楽しかったです。
——台座について。
古澤:今、台座もつけていますが、実は最初展示用と同じく額だけでフォトフレームのような後ろに足があるだけのモデルだったんですよ。倒れると危険ではないか?など関係者で色々考えて、結果今の仕様に落ち着いたみたいです。
藤井:額だけの仕様だったんですが、私の方で安全性のため色々イラストから調整させていただきました。専用の台座に関してはロゴを入れたいです!と要望を出させていただきmasterpieceのロゴの使用許諾いただきました。スタイリッシュなロゴなので美術品のキャプションのように白のマットぽい仕様で高級感も出しました!
——白の台座だけでなく後に支えもあるのでしょうか。
藤井:支柱を用意してます。丸い棒を差し込む仕様です。
——台座まで含めると奥行きはどのくらいでしょうか?
藤井:高さが22cmで台座のサイズ感は奥行き18cm横幅は15cmくらいです。飾りやすいサイズ感だと思います。
——手の付け替えパーツについて
藤井:INCOLORE様から特典をつけたいというご相談をいただいて、弊社のサイトとINCOLOREさんサイトでそれぞれ違うパーツを制作しました。当初は腕を伸ばしたパーツの手だけを変える予定だったのですが、「うい麦畑でつかまえて」のMVを見た私の強い要望で腕から差し替えのご相談をさせていただきました(笑)。おかげでビームが出そうな弊社とアイドルっぽい5周年のINCOLORE様で差別化できたかと思います。
——腕を伸ばしているポーズと曲げているポーズですが調整はどうでしたか?
藤井:結構難しかったですね。上の通り曲げるポーズに関しては急遽腕からの差し替えをして自分の首を締めたんですが(笑)、通常版があったうえで腕だけを変えて尚且つ違和感がないような仕様ということで今の仕様になりました。
——腕曲げてるのもすごくかわいいですよね。
藤井:ありがとうございます!もとのイラストから私の方で変更してしまったのでそう言っていただけると開発冥利に尽きますね。
——再現が一番難しかったところを教えてください。
藤井:腕を伸ばしている方はイラストと見比べると腕の角度をちょっと外向きにずらしているんです。イラストの通りまっすぐ前にしてしまうとお客様に当たっちゃったりとかスケールに関しては引っかかって倒れる可能性があるのでイラストからなるべく離れないように注意しつつ外向きにずらしてます。
——それは腕の重さで?
藤井:等身大は重さもありますね。なので真っ直ぐ前に伸ばすのではなくイラストからほんの少し外にふっています。あと、瞳に関しては先生がすごくこだわっていらっしゃって、等身大の方が先に出来上がったので等身大の瞳を先生に確認していただいて、それとほぼ同じものを1/4にも貼り付けています。オーバースケールの瞳に関してはリテイクがかなり有りましてロイスエンタテイメント様の職人様とうい先生がこだわり抜いたものをフィギュアにも使用させていただきました。
——一番の見どころを教えてください。
藤井:やっぱり顔ですね。うい先生の可愛さを最大限に再現できたと思います。あと台座もイラストにはなくオリジナルのものになるのでこだわりが詰まっています。
——購入を検討しているみなさんに一言お願いいたします。
藤井:先生もVTuberとしての“しぐれうい”はFictionだと言っているんですけど、実は第一弾のときから担当させていただいてるんですが、先生とお会いしたことも直接お話したこともないのでファンに見せている姿が私にとっても全てなんですよね。そんな私の最推しである「しぐれうい」を神格化ではないですが、理想のアイドル=偶像を詰め込んで「しぐれうい」の魅力を押し出した世界一可愛いと思うフィギュアができたと思っています。
ぜひお手にとっていただけると嬉しいです!個展で展示されているハイパーオーバースケールフィギュアもリアルで見ると更に迫力があるので是非個展会場に足を運んでいただけると幸いです。
商品概要
©しぐれうい
Profile
フリュー株式会社 藤井 壮
2017年入社。F:NEXの商品開発として様々なIPの商品企画から制作までを担当。
近年はF:NEXで多くのVTuber商品を担当し、自身もVTuberの大ファンに。
一ファンとしてもVTuberの魅力を伝えられるよう商品制作に勤しんでいる。
フリュー株式会社 古澤清貴
キャラクター/フィギュア広報歴:約5年。
フリュー入社後プリントシール機営業に従事した後、プリを主とした若年女性向けビジネス全般の広告宣伝/広報を経て、現在はフリュー全体の広報/PRを取りまとめる。