【原型師INTERVIEW】襟の隙間から肌がチラ見え!?経験を活かしたリアルな衣装造形に注目!「魏無羨&藍忘機 不羨仙Ver.」原型制作インタビュー!
スカルプターズ・ ラボ注目のフィギュアの原型制作について紹介する【 原型師INTERVIEW】!
日本でも放送された中国の人気アニメ『魔道祖師』より、主人公「魏無羨&藍忘機」のスケールフィギュアが予約受付中です!9月7日(水)21:00までに「GOODSMILE ONLINESHOP」で購入すると「原画イラスト掛絵」も手に入ります。お見逃しなく!今回は原型制作を担当したKAMUIさんにお話を伺いました。
INTERVIEW
——原画イラストを見たときの印象を教えてください。
原画イラストはとても繊細で思わず見惚れてしまいました。また、背景まで付属する二人セットのスケールフィギュアとしてボリュームもかなり大きく、情報量も多いので、長期間の大きなプロジェクトになるなと思いました。主体となるキャラクターと背景のサイズの関係・空間レイアウトを調整し、なるべくキャラクター本体の存在感を際立たせ、背景のサイズ感を抑えて主客転倒にならないように気をつける必要があると感じました。
——イラストでは見えていない岩の背面はどのように再現されたのでしょう?ウサギが岩の洞窟の中にいるのがかわいいです!
イラストは背面デザインがないので、最初に原型を制作したときは岩のみにしていました。その後フィギュアをより生き生きと面白く見せるために、作品によく登場するウサギを入れようと思いつき、黒ウサギと白ウサギが戯れる場面をデザインしました。「立っているポーズ」と「寝そべっているポーズ」でそれぞれのウサギの個性を表現し、アニメの設定をもとにデフォルメを加えています。元からイラストに描かれていた自然環境との相性も良く、背面から見たときの世界観をより楽しめる要素に仕上がりました。
——水面の細かな波の表現がとても美しいですが、造形する上で意識したことや波を作るコツはありますか。
——魏無羨の胸元が緩く、服と肌の間にも少し隙間があるように見えますが実際に隙間があるのでしょうか?
—— 藍忘機は何枚も重ね着をしていますが、布の重なりが自然に見えるように表現するコツはありますか?
——制作に使用されたPCやソフトについて教えてください。
ハイスペックなデスクトップPCとZBrushを使用しています。よく使用するブラシはMove(移動)、Slash(シワ処理)、ZModeler(ポリゴンが整って商業作品に対応しやすい)などです。
——衣装や髪の毛の動き、装飾などイラストの再現度が非常に高いですが、一番再現が難しかったところはどこですか?
——原型師さまから見て原作ファンが一番求めているものはなんだと思いますか?
イラストの柔らかく美しい雰囲気と2人の息ピッタリなところを再現することだと思います。
——特にここを見てほしい!という見どころとおすすめの角度はありますか。
個人的に魏無羨のおすすめは、フィギュアの右下(藍忘機の位置)からやや仰ぎ見る角度です。つまりキャラクターの視点から相手を眺める感じが味わえます。藍忘機の方はいつも優雅で堂々たるポースなのでどんな角度も楽しめます。
——購入をご検討中のみなさまに一言お願いします。
商品情報
商品名:魏無羨&藍忘機 不羨仙Ver. (ぎむせん&らんぼうき ぶせんせんVer.)
作品名:アニメ「魔道祖師」
メーカー:グッドスマイルアーツ上海
カテゴリー:1/8スケールフィギュア
価格:60,000円(税込)
販売時期:2023年12月
仕様:プラスチック製 塗装済み完成品・1/8スケール・専用台座付属・全高:約315mm
原型制作:KAMUI
彩色:Ramiel、nekoya
制作協力:米立君、Vane
発売元:グッドスマイルアーツ上海
販売元:グッドスマイルカンパニー
<グッドスマイルオンラインショップでの予約期間>
2022年7月28日(木) 12:00〜2022年9月7日(水) 21:00まで
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KAMUI