【ZBrush最初のつまづきQ&A】パースをつけて造形すると、3D出力したときに奥に伸びた造形になってしまう

ZBrushを買ったけれど、トラブル発生で進めず放置している……そんな人へ、スカルプターたちが最初のつまづきとその解決方法をリレーで答えます。今回は中西宏彰さんに、最初の最初のつまづきをお聞きしました。

ZBrushを始めたのはいつ?

大学3年生の終わりくらいなんで、8年前です。
就職を決める時期になって、僕はキャラクターデザインや造形がしたかったのでゲーム会社を希望していて。そのためにサークルの先輩だったYoshi.さんにZBrushを教えてもらったり、田島光二さんの本で学んだりして、ツールの使い方を勉強しました。

ZBrush最初のつまづきは?

パースの概念ですね。最初からパースONの状態で作ると、プリントしてみた時に奥に伸びた造形になることが最初の頃はよくありました。奥に幅がある感というか、後頭部が長い。全然、思った感じに出なくて、そこで初めて気づいたんです。3Dのパースをあてに作ってるとおかしくなっちゃうな、ということに。パースOFFで作って、たまにONにして何となく見栄えがおかしくないかを確認しながら作るようにしました。慣れるのに時間がかかりましたね。

粘土だと自然に見えていたものを自分であえてつけなきゃいけないということ??

そうですね。画面は平面ですし、肉眼で見るのとは違うので。

出力品のパースがおかしい時の対処法は?

最初は何回かプリントして納得いく形を探したという感じですね。トライアンドエラー。あとはパースOFFで造形して3Dプリントして確認、もうちょっと幅が欲しいなって思ったらパースONにしながら位置調整して。それが一番手っ取り早いです。

 

中西宏彰

造形作家。1993年10月15日生まれ天秤座。大阪出身。大阪芸術大学キャラクター造形学科卒。キャラクター、クリーチャーデザイナーを目指して入学。特殊メイク研究会に所属し造形を始める。クリーチャーデザイナーを漠然と目指していたが自分用のPCを購入したことをきっかけに大学3年の後半からZBrushを学び、CG系の会社に就職。現在はデジタルで創作活動をしている。今後はシリーズ物を継続的に展開していければと考えてます。

Twitter:@hiyocoman01

 

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