【第10回】タンノハジメのZBrushドラゴン造形入門〜竜のお腹のヒダの造形〜

タンノハジメ氏の「応龍」スカルプトテクニック。今回はお腹のヒダの造形を掲載!

※本記事は『造形作品集 DRAGON』に収録されているメイキングページを抜粋して掲載しています。

お腹のヒダ

1.VDMブラシを作るため、別のプロジェクトとして開きます。プレーンを配置し、ディバイドして彫れるくらいポリゴン数を上げます。

2.外側の四角を保持するために周りはマスキングします(四角でないとブラシとして読み込まないため)。

3.基本的なブラシを用いて何パターンかヒダを作ります。

4.ヒダが何パターンかできたらブラシパレットからChisel3DなどのVDMブラシを選択し、ブラシタブの「マルチアルファブラシを作成」を押して完成。この際、カメラが正面を向いていないとうまくいかないので、パースを切って正面を向けてから押しましょう。

5.お腹をベースにVDMでヒダを配置していきます。

6.DamStandardで馴染ませ、シワをつけます。

7.Standardブラシで凹凸を強調します。これで完成です。

 

次回は「竜の顔」の造形です。お楽しみに!

※本記事は『造形作品集 DRAGON』に収録されているメイキングページを抜粋して掲載しています。
※全文は書籍にてご確認ください。

 

Profile

タンノハジメ

造形作家・3Dアーティスト・キャラクターデザイナー。1999年生まれ。高専の建築デザイン学科を経て、美術大学映像学科を卒業。ゲーム会社勤務を経て現在は作家活動の傍らクリーチャーを中心にゲームや映像分野のキャラクターデザイン、モデリング、また商業原型などを手がける。
Twitter@tnn_scaltinof
instagram
@tnn_scaltiof

書籍情報

『造形作品集 DRAGON』

2024年5月21日発売
176ページ
定価:本体3,000円+税
発売・発行:ボーンデジタル