スカルプターズ・ラボ

【Vからとびだせ!vol.6】マリン船長に人生を変えられた!? 原型師CKB、スペシャルインタビュー!

バーチャルの世界から飛び出して、フィギュアとなったVTuberをご紹介「Vからとびだせ!

 

今回はホロライブ所属の宝鐘マリンさんをご紹介。

大人気イラストレーター、あかさあい先生が生み出した彼女は、いつか海賊になることを夢見るVTuber。誰よりもサービス精神旺盛なトークが魅力です。

そんな彼女のセクシーかつキュートなフィギュアが、11/25より予約開始!マリン船長の「ガチ恋勢」と語る企画担当のマックスファクトリーの金子二等兵、そしてVTuberをこよなく愛する担当原型師・CKBさんにお話を伺いました

さらに!

宝鐘マリン船長スペシャルコメント

今回はSCULPTORS LABOの読者に向けた、船長からのスペシャルコメントをいただきました!

「超フィギュア映えする船長のカッコカワイイ姿を、舐めるように眺めまくっちゃってください!
ほんとに舐めたらダメですよ!」

INTERVIEW

——宝鐘マリンさんをフィギュア化するに至った経緯を教えてください。

金子:企画自体は1年ぐらい前にカバーさんに相談させていただきました。私自身が船長のガチ恋勢なので(笑)、ホームページの問い合わせフォームからお送りして。ご許諾いただいた後、原型師さんはどなたにしようかと考えていた時に、SNSでCKBさんが個人的にマリン船長を制作されているのを見つけて、これ以上の適任はいないかなと思いました。ネットで見ていてもお上手で早いというのは感じていたので、TwitterからDMをさせていただいてご快諾いただきました。

CKB:はい。前から船長の放送は見ていたんですけれど、2020年の春にあかさあい先生(イラストレーター。宝鐘マリンのキャラクターデザインを担当)の描いた船長のイラストを見るきっかけがあって、その時に作ってみたいという気持ちが生まれました。あかさあい先生のイラストの雰囲気も僕の作風とマッチするような、すごく好きな雰囲気だったので、作ってみようと考えたんです。

——お二人から見たマリンさんの魅力とは?

金子:トークスキルですかね。話が面白いのと、お声が可愛いところです(照)。

CKB:きわどいトークもクールに話すところや、3D配信の時に面白いポーズをしてくれるサービス精神です。

あとは個人的な話になるんですが、マリン船長は元会社員だったんですよね。配信の中で、会社員のリスナーの悩み相談に答えていたときがあって、船長が「そんな会社辞めちまえ!」って言ったんです。僕もその頃に会社に通っていて、原型師になるか会社に通い続けたほうがいいか迷っていたんですがその言葉を聞いて、悩んでいたのがくだらなく感じたというか。会社を辞めて原型師になったのも船長の影響があったと思います。

 

——造形の1番の見どころをお願いいたします。

CKB:体のラインの再現に力を入れました。おなかのシースルー素材から上へ流れるようにワキにつながっていく、そのラインが一番好きです。

金子:僕もお腹からワキのラインが素晴らしいなと感じました。シースルーの素材感は彩色でさらにリアルに再現されることになりました。

CKB:このシースルーは設定上、下着を身につけず肌の上に直に着用していて、少しだけ肌が透けて見える状態。あかさあい先生のイラストでも少しだけ肌の色を入れているので、その密着感を考えて作りました。

金子:完全に肌ではなく、肌の上に布が載っていることが感じられる作りだなと思っています。

——全体に風を感じる作りになっていますが、造形的に工夫した点は?

CKB:帽子のパーツが揺れたり、髪がふわっとしたり、ジャケットが広がる、その表現が全部矛盾なく合わさることで、全体に風の吹いたふわっとした雰囲気が出せたかなと思います。

金子:軽い髪の毛の流れに対して、服は重さがあるのでなびき方が違う。ぜひ違いを楽しんでいただければと思います。

——このポーズに決まった経緯を教えてください。

金子:元々あかさあい先生のイラストが好きなので、できるだけ先生のイラストを元にフィギュアを作りたいなと思ってカバーさんに相談させていただいたところ、当時未発表だったツクモさんのPCで使われる描き下ろしイラストを出していただいたんです。鎖やいかりなどの背景が一体としてバランスが取れていて、造形にすると絶対に面白いなと感じ、是非これを商品化させてください、とお話させていただきました。重心バランスを取れるように足の位置を少し調整したしたものの、基本的にはそのイラストをそのまま再現しています。

——立体化にあたって一番苦労したところは。

CKB:脂肪と筋肉のバランスで生まれる、ぷにぷにした感じの表現です。イラストレーターさんごとにそのぷにぷに具合が全部違うので、イラストの雰囲気を生かすためにとても重要なポイントです。このフィギュアに関しては、ストッキングに圧迫されたところや、ワキの少しだけある脂肪、その周りの筋肉の流れとかですね。そのイメージが僕とメーカーさんとで少しずつ違っていたので、そこの調整も難しかったです。

金子:イラストだと自然でも、立体では反対側まで考えて作らないといけないということで、特に筋肉とお肉のぷにっと感のバランスは重視しましたね。ここは筋肉を入れたいけど、ここは柔らかい表現を入れたい、というようにCKBさんと密にやりとりを重ねました。

CKB:ワキは一番中心になって目が行くところなので、丁寧に作り込みました。曲げた肘の表現も結構やりとりしましたね。肘を曲げると、脂肪がむにゅっとつぶれて盛り上がります。実際の人間の脂肪の形を元にしながら、リアルよりも少しだけ色っぽくなるように調整しました。

金子:どれくらい柔らかいかって正解がないので、悩みましたね。

——ぜひこの角度から見て欲しい!という角度を教えてください。

金子:コートで見えづらいんですが、お尻周りがポイントかなと。実際に購入した上で覗き込んで欲しいです。

CKB:キャラクターの設定やあかさあい先生のイラストを見た時に、この衣装のシースルーで圧迫した形が魅力的だと思ったんです。このラインが魅力的に見えるのは、やっぱりローアングルですね。ちょうど船長に目線があうところから、少しだけローアングルにしていただく。これが一番、腰のラインと脇のライン、目の角度が魅力的に見えると思います。

——太ももの柔らかさを出す造形的な工夫はありますか?

CKB:多くの原型師さんがやられていると思いますが、圧迫することですね。ニーソックスの端から太ももに切り替わる部分、圧迫された後に太ももが少し太くなる部分で表現できると思います。圧迫された直後が太くなるのか、もう少し先の方にかけて膨らむのかによって柔らかさが違って見えます。

金子:ニーソの肉のはみ出かたで、柔らかさって変わってくるんですよね。船長は結構柔らかいんだろうな、と思っていて。お尻がチャームポイントだというのは配信でも話題にされていますし。

CKB:お尻の食い込みに関してはこだわりがあって。アンカーに直接座っているから、シースルーに包まれた部分が少し凹むんですよ。普通だったらシースルーがお尻全体を覆っていますが、アンカーに引っ張られて少し寄っている。そういう細かなリアリティにも挑戦してみました。

——周りのアイテムもCKBさんが制作されたんですね。

CKB:装備を作るのも好きなんです。アンカーとかはもらった資料に加えて、自分で資料を探しました。これはストロークアンカーですかね。似たような形態のものの画像をたくさん見て、保存状態や時間の経過とかをイメージしました。元のイラストには台座のようなものはなかったんですが、普通の場所じゃなく、海の岩場にそっといる感じだなと思って、台座は岩にしてみました。

金子:ここはCKBさんのイメージでやっていただいたんです。岩場に放置された船のアンカーに腰掛けてみた、って感じですかね。

——今回、ちょっと色っぽい感じの表情になっています。

CKB:僕が造形を見るときに一番重要だと思うのが目です。目がどの角度に見えるかによって、顔の表情は全部決まります。今回は目が色っぽく見える、というのが大きいと思います。あと、口にあたっている指。この指と、その隣の腕の上がっている様子、全体でそういう雰囲気を作りました。

金子:メインのアングルから見た首の傾げ方も、絶妙な色っぽさがあるんじゃないかなと思っています。

——監修のやりとりはいかがでしたか?

金子:やっぱりお腹については「こうして欲しい」ということが細かく書かれていて、かなり具体的でとても分かりやすかったですし、こういうところを重視してるんだなと大変参考になりました。他の部分でも、「足が揃って見えるので前後にずらした方がいいんじゃないか」とか、顔も「ぷにっとした感じが欲しい」など、ちゃんとフィギュアを理解した上で 相当具体的に頂いたので、大変ありがたかったです。

——宝鐘の一味に向けて一言お願いいたします。

金子:こういう大きなスケールフィギュアは、予約をしないとなかなか買えなくなってしまいますので、少しでも気になる一味の方は是非予約していただきたいなと。予約していただければ間違いないものが届きますので!是非よろしくお願いいたします!

CKB船長も放送でおっしゃっていたんですが、合法的に船長に触れられる機会なので(笑)。船長の設定画を見て、僕なりに船長の魅力をアップした造形になったと思います。僕も船長のファンなので、安心して購入していただけるとありがたいです!

Profile

金子二等兵
(株)マックスファクトリーにて色んなフィギュアの企画をしているホロライブ箱推しの一兵卒。
 
CKB
2020年度から商業造形を行う、エナジードリンクを愛するデジタル原型師。

「ホロライブ」は2018年に「ときのそら」さんの放送を見たのがきっかけで、2020年2月からは一味となり、現在もメンバー登録中。

初めての商業モデリングは「初音ミク Birthday 2020~Sweet Angel ver.~」。
その後は「ようこそ実力至上主義の教室へ軽井沢恵 水着 ver.」「戌神ころね」などを製作、景品フィギュアなども製作している。

 

バーチャルの世界から飛び出して、フィギュアとなったVTuberをご紹介「Vからとびだせ!

 

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