スカルプターズ・ラボ

アメコミトイ小話 vol.3 あの「老いたサノス」も付属!『マーベル レジェンドシリーズ サノス』

(文・写真:あきさか)

マーベルのフィギュアといえば前回の記事で紹介したホットトイズ社の『ムービー・マスターピース』シリーズや、少し価格を下げればバンダイから出されている『S.H.Figuarts』、またここ最近だと海洋堂の『アメイジングヤマグチ』が有名かもしれません。

しかし今回ご紹介したいのはハズブロ社の『マーベルレジェンドシリーズ』のフィギュアです。

こちらのシリーズはアクションフィギュアもので、特徴はやはり安価であること。価格帯は日本で買うと大体3000円から6000円ぐらいとお手頃。

さらにコミックファン的にはとにかく種類が豊富!『ムービー・マスターピース』や『S.H.Figuarts』は基本はMCUのフィギュアになるのですが『マーベルレジェンドシリーズ』はMCUはもちろんのこと映画『スパイダーマン: スパイダーバース』のようなアニメからコミックまでかなり幅広く立体化しています。

ネットで話題にもなったスタン・リーのフィギュアや、

ジャック・カービーがコミカライズした『2001年宇宙の旅』から生まれたキャラクター、マシンマンなど、痒い所に手が届く仕事ぶり!マーベル関連であればなんでもフィギュアにしてくれるのであれよあれよと棚が『マーベルレジェンドシリーズ』まみれになってしまうので、注意しつつ買っています。

そして今回は『マーベルレジェンドシリーズ』の『マーベル レジェンドシリーズ サノス』をご紹介したいと思います。

こちらのパッケージからもすぐわかるように、MCUのサノスではなく、ジム・スターリン作の『インフィニティ・ガントレット』版のサノスのデザインとなっているのです!

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の原作となっているこの作品。1991年の作品となるので今の作品と比べると読みにくいところがあるかもしれませんが、それでも壮大さというところでは今でも衰えることのない名作です。

話をフィギュアに戻して、まずは取り出してみるとこの体のシルエット。

近年のサノスのアクションフィギュアとしては決定版のものと言っても良いのではないでしょうか。まさしくコミックでの印象がそのまま立体として再現されてます。

そしてこの顔!とにかく悪くて強そう!と言う、最強のヴィランとしての顔が素晴らしい!黒に光る青い目がかっこいいですね。そしてしっかりとシワの造形と塗装がなされていていくらみても飽きないです。ちなみに、ボーナスパーツでついてくる顔については後ほど言及いたします。

インフィニティストーン装着時の左手は2種付属。決めポーズとおなじみの指パッチンのものがあります。

ちなみにこの指パッチン。『インフィニティ・ガントレット』での第一話で全宇宙の生命を半分にする際の演出として使われ、それが後にMCUで重要なものとなっていますがコミックだと別にしなくても力が使えたりします。

脱線しつつ長々と書きましたがサノス好きの人類は買ったほうがいいです!

 

関連書籍:『サノス・ウィンズ』4/22発売!

©️2021 MARVEL

作:ドニー・ケイツ
画:ジェフ・ショウ
訳者:吉川 悠
仕様:B5判変・並製・176頁・本文4C
定価:2,640円(10%税込)
発売予定日:2021年04月22日
ISBN 9784796878340

あらすじ

チタウリの故郷を征服し、王として君臨するサノスは、ある日「ライダー」と呼ばれる謎の存在の襲撃を受ける。サノスを捕えたライダーはタイムストーンの破片を使い、彼を何百万年も先の未来に連れて行く。そこでサノスが出会ったのは、宇宙のほぼ全ての生命を破壊した、年老いた姿の自分自身であった……。サノスを誘拐した犯人の正体と目的とは!? マーベル・ユニバース最強のヴィランであるサノスの、奇妙な冒険譚が幕を開ける……!

関連アメコミで紹介したいのはShoProBooksさんより4月22日に販売された『サノス・ウィンズ』 。

ライターのドニー・ケイツはここ最近のマーベルではトップレベルで面白いストーリーを書くライターで、『サノス・ウィンズ』と同日に翻訳版が販売される『シルバーサーファー:ブラック』も担当しています。今後チェックすべきライターと言っても過言ではないでしょう!

このコミックで出てくる年老いたサノスこと、キング・サノスがまさしく今回紹介したフィギュアになぜか”頭だけ”ついてきたサノスの正体となるのです!

『サノス・ウィンズ』はジェフ・ショウがアートを担当しているので、この作風の顔ではないです。わざわざ『インフィニティ・ガントレット』のアーティストであるジョージ・ペレス風にしているのです!

(ビルドパーツではなく頭だけつけたっていうのは、今回と同じドニー・ケイツとジェフ・ショウが担当した『GUARDIAN OF THE GALAXY』はサノスの首を切り落とされる所から始まった事にかけたんですかね……)

また、あらすじ紹介で出てくる「ライダー」こと、コズミック・ゴーストライダー。
日本でも有名になりつつあるこのキャラクターが初登場し、オリジンが語られたのもこちらの作品。個人的にはこのお喋りキャラクターが大好きなので、翻訳ではどういった口調になっているか楽しみでもあります。

若いサノスが宇宙のほぼ全ての生命を破壊し尽くした年老いた自分に出会い何を思うのか。そして、タイムストーンを使ってまで連れてきた目的は?スケールのでかい規模で描かれる冒険譚。是非チェックしてみてください。