スカルプターズ・ラボ

アメコミトイ小話 vol.4 マクファーレン・トイズが熱い!バットマンいろいろ編

(文・写真:あきさか)

ここ最近マクファーレン・トイズが熱いという話を聞きます。

マクファーレン・トイズとは伝説的なアメコミアーティストであるトッド・マクファーレンがCEOを務める会社。最近では90年代に日本でも大ブームを起こした『SPAWN』のフィギュアのリメイク版をキックスターターで出し、そのフィギュアの出来の素晴らしさが話題になったのが記憶に新しいかもしれません。

そんなマクファーレン・トイズ、DCコミックスからアクションフィギュアを出す権利を2020年に取得し「DCマルチバース」シリーズをスタートしました。これは第3回でご紹介した「マーベルレジェンドシリーズ」のような、「DCコミックス関連であれば、コミック、アニメ、実写映画などジャンルを問わず7インチ・アクションフィギュアを出していくシリーズ」となっています。

自分も先日試しにと『バットマン[コミック/Detective Comics #1000]』を買ってみたのですがこれがとにかくアクション・フィギュアとして出来がよく、大興奮で遊んでしまいました。

しかもこちらのシリーズ、一体3000円台ととにかく安価
さらに付属品がしっかりとついてきます!!!

というわけで今回はその興奮冷めやらぬまま何体か買ってきたのでこれをアメコミに絡めて紹介してみたいと思います。
GWにおもちゃで遊んでたよってだけの記事です。

「DCマルチバース」シリーズのパッケージはこんな感じ。

パッケージ裏にはフィギュアの元になったイラストが載っており、その横にはさらに具体的な出典元も書かれています。

この裏にあるイラスト、中にカードが付属しているのでパッケージを捨ててもコレクションできるのがいいですね。(ただ、カードとフィギュアの台座を出すには中のブリスターを破らなきゃいけないのが少し残念……)

ちなみにこの『バットマン[コミック/Detective Comics #1000]』は『Detective Comics』の#1000記念号の表紙のバットマンが元になっています。黒パンツのデザインです!
そういえばNEW52シリーズからスーパーマンと一緒にデザインからパンツが廃止されましたが、結局両方とも元に戻りましたね。

Batman: Detective Comics #1000』は記念号で、いろんな作家が『バットマン』を描いてるオムニバス作品になっております。作家陣がとにかく豪華。NEW52シリーズのバットマンを手がけたスコット・スナイダー&グレッグ・カプロのコンビを初め、ニール・アダムスや昨年亡くなってしまったデニス・オニール、『ミスター・ミラクル』のトム・キングも参加しております。短編集なのでアメコミを読んでない方でも入りやすい作品。翻訳版も出ているので、是非読んでみてください。

次は『バットマン [コミック/Flashpoint]』を紹介。こちらは『フラッシュポイント』に登場したバットマン。

『フラッシュポイント』は知っている方も多いとは思いますが2011年にでたコミックで、ある日フラッシュことバリー・アレンが目覚めると世界が変わっていたことから始まります。その世界はアクアマンとワンダーウーマンが戦争をし、サイボーグはヒーローチームのリーダーとして活躍しており、スーパーマンは地下に幽閉されてその存在すら知られていない世界。

そして今回紹介するのはその世界のバットマン。おなじみにブルース・ウェインではなく、その父トーマス・ウェインのバットマンです。

筋骨隆々のシルエットに赤い瞳が光る顔の造形、とてもキャラクターが出ています。

そして拳銃も付属。細かいながらもしっかりと造形されています。
両足に付属しているホルスターにもしっかりと収納可能。

『フラッシュポイント』自体は翻訳版が刊行されており、今でも購入可能ですがこのバットマンにフィーチャーした『フラッシュポイント:バットマン』の翻訳版は絶版になっております。
このバットマンが気になって、もし本が手に入る機会があればお買い逃しなく(筆者はいまだに手に入らずに原書で読みました)。

 

バットマン3体目は『デスメタル・バットマン[コミック/Dark Nights: Death Metal]』。『ダークナイツ:デス・メタル』に登場したバットマンです。

厳つい格好をしていますが、正真正銘の正史世界のバットマンです。
グリーンランタンの『ブラッケスト・ナイト』に出てきた死者を操ることができるブラックリングを持っており、世界を支配した「嗤うバットマン」に対し抵抗しています。
デスメタルの世界観のデザインがしっかりと立体化されておりもう最高です。

塗装されていなくてわかりにくいですがブラックリングもしっかりと造形されていますし、腰のアクセサリーの造形もとにかく細かい。

ただ、写真からもわかると思いますがとにかくトゲトゲしい。
ポーズを取らせようとするととにかく手が痛い。
これは立体物として触ってみて改めて気づきました。

『ダークナイツ:デス・メタル』はバットマンフーラフズと創造神パーペチュアによって世界が支配され、それでも闘うヒーローたちがとにかくかっこいい作品。
ワンダーウーマンは真実の縄と透明飛行機を改造してチェーンソーを作り、スーパーマンは反生命エネルギーを吸収した事により、半分ダークサイドのようになっております。また、先ほど紹介した『フラッシュポイント』から続くここ10年のDC作品の総決算的作品となっていて、とてつもなく面白い作品です。

こちらは去年の作品なのですが既に翻訳版が決まっております。
現在Shoproさんから刊行されている『ジャスティス・リーグ』シリーズが『ダークナイツ:デス・メタル』に向かっていくので、単独でももちろん面白い作品ですが今のうちから追ってみることをお勧めします。

色々書いて参りましたがバットマンだけで結構な量になってしまいました。
バットマンというキャラだけでもかなりの種類があるのというのがアメコミの面白いところですね。

まだ紹介しきれていないのでマクファーレン・トイズのお話は後編に続かせてください。
それでは!