【CHARA MAKING LAB 】vol.13 イラストレーター・tanakasaki「牛乳坊や」

オリジナルソフビ・キャラクターを制作・販売するクリエイターたちの創作の裏側に迫る連載企画「CHARA MAKING LAB」

第13回は、イラストレーター・tanakasaki

自身が手がけるキャラクター「牛乳坊や」について、誕生のきっかけからデザインのこだわりまで、その制作の裏側を伺った。

まずはインタビューに先立ち、「牛乳坊や」たちのプロフィールを紹介!

牛乳坊や Profile

名前

牛乳坊や

サイズ

5cm-10cmくらい(個体差あり)

性格

牛乳が大好きな元気っ子

特徴

こぼれた牛乳から人間がいるところに遊びに来る

住んでいるところ

牛乳があるところ

 

 

 

INTERVIEW

——初めてオリジナルキャラクターを制作されたのはいつ頃でしたか?またどんな作品を制作されましたか?

のちに牛乳坊やとなるイラストを描いたのは2017年です。実はお腹が弱いことから牛乳が飲めません……。

友達とファミレスでご飯を食べているときに温泉の話になり、温泉のあとに牛乳を一気飲みすることに憧れてるんだよねー!という会話をしながら描いたのが牛乳坊やになります。正直キャラクターをつくるという気もなく、リラックスした状態で描いたので過去の自分が今の状況を知ったらびっくりするんじゃないかなと思っています。

初期デザイン

——ソフビを制作しようと思ったきっかけを教えてください。

きっかけを与えてくださったのは、「ソフコン」を主催するTOUMART Inc.代表のTOUMAさんです。
元々フィギュアやミニチュアが好きなのですが、自分にはできない分野だと思っていたのでソフビのことを一から教えてくださっているTOUMAさんには今でも感謝しています!

——制作するうえでのこだわりや、特に苦労された点はどのような部分でしょうか。

牛乳坊やはとてもシンプルにデザインされているので、わたしの中でデザインが安くなりすぎないようにアートワークはいつも悩み、苦しんでいます(笑)

——現在のポーズになった理由や背景を教えてください。

牛乳坊やとして見せたいのはぽってりとしたお腹とむちむちとした足や腕です。そこを見せることができたのが、今のポーズになります!ただ色々なシーンのフィギュアを作ってみたいなという思いがあるので、今後は色々な形のフィギュアにもチャレンジしていきたいなと思っています!

——青色のボディカラーにされた理由、また黄色いほっぺにされた意図を教えてください。

先ほど最初に描いた牛乳坊やを見ていただけたかと思うのですが、実は牛乳坊やを一番最初に描いたときは赤色でした。ただ実は当初カラーに強いこだわりがあるわけではなく、なんとなく赤と青で描くことが多く現在の青がメインカラーとなりました!今も牛乳坊やフレンズという形でおともだちがたくさんいるのですが、こちらも食べ物の色に合わせて毎回デザインしています。

ほっぺに関しても最初はなかったのですが、キャラクターとして一緒に過ごしていくともっとこの子が幸せになってほしいなという気持が生まれてきました。

人間一生懸命活動していると、体が熱くなって顔が火照ると思います。そうやって一生懸命一緒に活動していきたいなという思いもあり途中からイラストではほっぺをつけることが多くなりました!顔のデザイン的にもなんとなく収まりが良く、描いていて気持ちがいいです。黄色のほっぺが多いのは、なんとなく黄色が元気な色だと私が思っているからです。ピンクや赤など場面によって使い分けています。

——「牛乳がこぼれるとやってくる!」という設定がとても印象的ですが、このアイデアはどのように生まれたのでしょうか?

まずは背景としてずっと考えていることです。

小さい頃からどんなものにも小さい妖精のようなものが必ずいると信じてきました(笑)。このことを話してからかわれてしまった経験があるので人に言うのはずっと封印してきたのですが、自分がキャラクターを制作するときって多分この考えが根底にあります。

わたしの中ではペンでも紙でもなんでも小さい子たちがすぐそこにいるんですけど、普段は隠れているから見えない。ただきっかけがあると人間も見ることができて、言葉は話せないけど意思の疎通はできる。そんな世界に憧れています。

牛乳坊やが見える条件として「牛乳をこぼしたとき」という設定にしたのは、いとこの子どもが小さいときに飲み物をがんばって運ぶのを見たとき思いつきました。

大人ももちろん飲み物こぼすんですけど、子どものほうが圧倒的に回数は多いと思います。子どもが飲み物こぼして怒られちゃったとしても、励ましてくれたりびっくりしすぎて気にならないくらいの存在がいればいいのになーと妄想したことにより、この設定になりました。

——「レモンちゃん」「珈琲坊や」な牛乳坊やフレンズが展開されていますが、今後制作してみたいキャラクターやコンセプトはありますか。

牛乳坊やフレンズは基本的に牛乳と合わせて美味しいものか牛乳を使った食べ物で展開しています!今後の展開もそこに変わりはないと思いますが、そこに囚われないものもやってみたいなという思いがあります!

例えば植物とか、宇宙とか……牛乳と関係ないところからも展開できたら面白そうだなと思っていますが、考えるのにものすごい時間を使うタイプなのでいつになるかは謎です。

——色のバランスを考える際に、特に意識されていることはありますか。

色のバランスを決めるときは、iPadでまずはこんなのがいいなというのを描きます。
ただ必ずと言っていいほどわからなくなるので一度放置して、必死になっている自分と乖離した自分で見るようにしてます。
あとは自分が納得したものを最終決定にするのですが、だいたい最初にやりたいと思ったものになります。この現象不思議だな〜と毎回思います。

——オリジナルキャラクターを制作される際に、一番大切にしていることは?

「わたしができないことをキャラクターで叶える」ということです。
例えば牛乳坊やの場合は「牛乳が飲めないわたしが憧れる牛乳の一気飲み」
去年新しく登場したtulipe(ちゅりっぺ)というチューリップのキャラクターは「お花が好きだけど、お世話がわからなくて枯らしてしまうから枯れないお花を飾りたい」などとできないことや食べれないものが多いわたしがそのものを諦めるのではなくキャラクターを通して少しでも好きになれるのが今は嬉しいです!

——今後挑戦してみたいこと、展開してみたいグッズなどがあれば教えてください。

今一番やりたいことはアナログのイラストをたくさん描くことです。時間の使い方が上手ではないので、なかなか思うようにはいってないのですが……小さくてもいいので自分のアナログイラストを色々な画材使いながら描きたいなと考えています。

——今後の野望や目標を教えてください。

今の目標はお客さんにわくわくしてもらえる空間をつくることです。対面イベントでも、個展やPOPUPでもここに来たらわくわくできる!とお客さんに感じてもらえるのが目標です。

——いち早く入手できる方法を教えてください。

デザインフェスタやソフコンなど対面イベントに来ていただけるのが一番早く見ていただけると思います!通販もいつも遅くて申し訳ないですが、頑張ってオープンはしますので気長にお待ちいただけると嬉しいです。

——最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします。

いつも牛乳坊や並びにtanakasakiを応援いただきありがとうございます!

SNSを上手に使えていないわたしですが、水面下ではいつも新作のことやイラストのことを考えています。そして考えすぎるので勝手に苦しんでいるのですが(笑)いつも来てくださる方のことを勝手に思い浮かべては元気をいただいています◎

またいつも相談に乗ってくれるクリエイターのみなさん・グッズなどを制作してくださっているみなさんのおかげでわたしは成立しているので、わたしに関わってくださっているみなさまにもいつもありがとうございますと言いたいです。

わくわくする空間をみなさんに楽しんでいただけることを考えながら頑張っていきますので、今後とも応援いただけると嬉しいです!またイベントで会いましょう!

 

出展予定情報

2026年3月29日 ソフコン

時間:11:00〜17:00
会場:大阪港/海岸通 SEASIDE STUDIO CASO
入場料:1名1000円(税込)

2026年4月頃 カプセルトイ「うごく!!!牛乳坊やおすわりフィギュア」

Profile

tanakasaki

日常で感じたことを親しみやすいキャラクターやイラストにしてます◎
雑貨・ソフビ・カプセルトイ・レモンが好き!
横浜出身
石川県も稀にいます