【原型師INTERVIEW 番外編 】若き日の5人の姿を完全再現!青山剛昌先生完全監修『名探偵コナン』警察学校組フィギュア 制作秘話インタビュー!

劇場映画公開25作目の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』でキーパーソンとなった、警察学校時代の降谷零・松田陣平・伊達航・萩原研二・諸伏景光の5人がフィギュアになって登場!5人の台詞を200種類以上収録、さらに青山剛昌先生完全監修&コメント付きという超スペシャルなフィギュアを担当したバンダイ・三原脩平さんと小学館 週刊少年サンデー 編集部・舟本りあるさんに制作秘話を伺いました!

INTERVIEW

——今回のフィギュアが制作されることになった経緯を教えてください。

バンダイ・三原(以下、三原):前回の「赤井秀一VSバーボン」がおかげさまで非常に好評でして、シリーズの続弾として何を作ろうかという話になった際、この5人の話になりました。実は別のキャラのフィギュアが先に動くという話もあったのですが、2022年は警察学校組イヤーということで、この5人にシリーズ第二弾を飾ってもらうことになりました。

——フィギュア化にあたり今回のイラストが選ばれた理由を教えてください。他の候補もあったのでしょうか。

三原:まず前回同様、青山剛昌先生の原作イラストをベースにしたいという考えで動いていましたので、今回フィギュア化したイラストか風呂掃除のイラストかの二択でした。ただ風呂掃除のイラストは降谷が背中を向けている点、4人が眠っていて表情的にフィギュア映えしない可能性がある点などから、今回はこのイラストが採用されました。

——「青山剛昌先生完全監修」ということですが、特に青山先生がこだわっていた部分や完成したフィギュアを見た青山先生の反応はどうだったのでしょうか?

 週刊少年サンデー 編集部 舟本(以下、舟本):5人のフィギュアが揃った光景を見て驚いておられました。特に、萩原の表情を見た時は「おー!いい表情してるね~♪」とおっしゃり、喜んでいただいたことを覚えてます。

——今回のフィギュアで特に注目してほしいポイントや見てほしいアングルなどがあれば教えてください。

三原正面のアングルはもちろんのこと、若き日の5人それぞれの表情にぜひご注目ください。特に少しあどけなさが残る降谷の表情は抜群の出来だと思います。またイラストでは横顔の諸伏もかなりかっこよく作れていると思いますのでご期待ください。あとは腕章と階級章などの細部も相当作り込んでいます。


腕章

——「赤井VSバーボン」フィギュアでは瞳の造形にこだわられたということですが、今回はいかがでしたか?特に再現が難しかった部分や、顔の造形でこだわられた点を教えてください。

三原:今回も青山先生の絵を完全再現すべく、瞳の大きさにはこだわっています。特に中心にいる「降谷零」と「松田陣平」は左右の瞳の大きさに差をつけつつも、それぞれの正面から見ても不自然にならないよう上手くバランスをとっています。
表情の再現が難しかったのはやはり「諸伏景光」です。イラストが横顔なので、そこから顔を作り込んでいくのは、かなり大変でした。諸伏のシャープなフェイスラインとイラストとの整合性を取りつつ、見えない部分の造形をしていったのですが、結果的にはかなり良くまとまったと思います。顔の造形で特にこだわっているのは降谷です。現在の降谷(安室)ではなく7年前の降谷であり、一番年齢差が大きいキャラクターなので、その点を意識して造形しました。


降谷零


諸伏景光

——正面から見た時に、身体はそれぞれ違う方向を向いていながら全員と目が合う角度を見事に再現されています。

三原:ポーズや目線は青山先生のイラストがベースなので最初から仕上がっていたのですが、あのアングルを完成させるための5人の立ち位置にはかなり苦戦しました。実際に商品を手に取っていただけた方は「この5人、こういう位置関係だったのか!」と思うかもしれません。

——原作イラストだとバストアップですが、下半身の造形はどのようにされたのでしょうか?

三原:下半身のディテールは漫画やアニメの設定を参考にしました。この並びなら降谷と萩原は足をすこし曲げているだろうな、松田・伊達・諸伏は足を伸ばして立っているだろうな…といったキャラクターイメージを元に下半身を造形し、青山先生にご監修いただいた感じです。

——立体化するあたり不自然にならないようにアレンジされた点などがあれば教えてください。

三原:松田陣平の髪の毛は立体化するのが非常に難しいタイプの髪型でして、イラストどおりに髪の毛を大きな房だけで作ってしまうと、見る角度によってはかなり不自然な髪型のフィギュアになってしまいます。ですので、小さめの癖毛の房をたくさん作りつつ、シルエットは崩さないように造形しました。結果的に松田のイメージに近しい造形に仕上げられたのではないかと思います。

またアレンジしたというわけではないのですが、伊達はかなり高身長です(笑)。 5人の身長差がわかるフィギュアなので、そういった点も楽しんでいただけるかと思います。


松田陣平


萩原研二


伊達航

——次回作や、今後作りたいフィギュアなどがあれば教えてください。

三原:そろそろコナンを出したいですね、コナンを。主人公ですので。「コナンVS怪盗キッド」なんてフィギュア映えしそうでいいなと思っています。また前回「バーボン」、今回「降谷零」ときているので、いずれ「安室透」としてのフィギュアを出してトリプルフェイス制覇も目指したいです。
コナンと安室と言えば、「ウソつき…」「君に言われたくはないさ…」のシーンがかなり好きなので、あのシーンも立体化してみたいです。二人の掛け合いはボイスも相当充実しそうです。幸いなことに今回の「警察学校組」もかなりご好評いただいているようなので、次弾以降も展開できるよう頑張ります。

——最後に購入を検討している人や、コナンファンのみなさまに一言お願いいたします。

舟本:頬の汚れまで再現されている、とても愛のこもったフィギュアです。5人の声も吹き込まれており、青山先生が描かれたあのシーンを更にもうひと楽しみできる逸品ですので、ぜひ手にとっていただけますと幸いです。

三原:35,000円ということで相当の高額商品でして、みなさまご購入にはかなりの決心が必要かと思います、わかります。そして商品の出来も気にされていることかと思います、わかります。ただ前回の「赤井秀一VSバーボン」をご購入いただいた方にはわかっていただけるかもしれませんが、実際の商品クオリティも非常に高いのでその点はご安心いただければと思います。200種類以上のボイスは豪華すぎて収録した自分ですら、「これはすごいな…」と思ってしまうレベルですので、ぜひその耳で楽しんでいただければと思います。

 

 

商品情報

『名探偵コナン』DETECTIVE VOICE FIGURE(フィギュア)警察学校組

サ  イ ズ :高さ約270mm(フィギュア・台座部分含む) 横幅約220mm(台座部分)
価  格:35,000円(税込)
発想予定:2023年3月以降
予約期間:2022年9月11日まで
※商品にはテスト用電池が付属しています。
また、お客様で電池を交換いただける仕様です。(単4乾電池2本使用)

 

©青山剛昌/小学館

 

Profile

小学館 少年サンデー編集部 舟本 りある

現在の担当作は『リサの食べられない食卓』『名探偵コナン』『名探偵コナン 犯人の犯沢さん』。
2021年からサンデープレミアムSHOP運営に参加。

バンダイ 三原脩平

『DETECTIVE VOICE FIGURE』シリーズをはじめとし、応募者全員サービスのボイスアイテムなどを多数担当。名探偵コナンでは『ちぢませ隊』シリーズを発案。その他『自らを強制的に成長させたゴン』『光るヒソカ』『震えるベジータ』『モチモチの木Tシャツ』といった話題性の高いアイテムを多数企画。このプロフィールは全て自分で書いていてとても恥ずかしい。