【原型師INTERVIEW】アズールレーン エミール・ベルタン 水着スキン[Côte d’Azur] 1/4スケールフィギュア Design COCO原型制作インタビュー!

大人気スマホゲーム『アズールレーン』より、エミール・ベルタンが水着スキン[Côte d’Azur]姿の1/4スケールフィギュアになって登場!セクシーなボディラインと、実際の素材を使用した質感表現でカードイラストを忠実に再現。今回は企画・販売・制作をされたDesign COCOさんに制作秘話を伺いました!

INTERVIEW Design COCO

——なぜ今回は少し大きい1/4スケールでフィギュア化されたのでしょうか?

今回は展示いただいた時に部屋に馴染むよう、小物の浮き輪やクッションを実際の素材にしました。そのため、小物で実際の素材を使用できるフィギュアのサイズ感を採用しました。

——元のイラストには背中が描かれていませんが、見えないところはどのように造形されましたか?

三面図の資料がありませんでしたので、正面の形状から流れを想像して造形しました。そちらを版元様にご確認いただく形で制作しております。

——脇、ウエスト、太ももなど肉のつき方、筋の入り方が非常にセクシーです!造形する時のこだわりがありましたら教えてください。

イラストの肉感表現が非常に素晴らしいので、基本的には作家様の描くラインを基に作成いたしました。その上で、骨の硬さや筋肉の張り、脂肪の柔らかさを意識して、抑揚のある造形を目指して作成しました。

——イラストを忠実に再現しつつ違和感のない人体造形を表現するためにどんな資料を参考にされていますか?

美術解剖学の資料や似たようなポーズをとっている女性の画像資料を主に参考にしています。また、大槍葦人先生の他イラストも拝見して、見えない背中や臀部の造形の参考にさせていただきました。

——イラストと同じ角度から見たときに髪の毛束の数や流れも完全に再現されていますが、後ろから見ても違和感のない髪の毛の表現のコツはありますか?

奥行きを意識することが大事かなと私は思います。ウェーブヘアーの女性の資料を探して、側面から後ろにかけての流れを参考にしました。実際にありそうと思えるような造形を意識して作ると違和感なく表現できるかなと思います。

——再現が一番難しかったところはどこですか?

髪の毛の造形です。基本的にはイラスト通りに作っていくのですが、量産的な視点から見たら製造可能な形状に作らなければいけません。エミールの髪の毛は複雑なウェーブなので、見た目の良さと製品としての造形を両立させるのが難しかったです。

——浮き輪やクッションはどのような素材を使用されているのでしょうか。

使用する素材は最初から決めていました。浮き輪もクッションも、構造や質感は本物と同じです。ご購入された方はぜひ触ってみてください。

——特に見てもらいたいところはどこですか?

女性的な身体の表現です。水着衣装のエミールの見どころだと思いますので、一切妥協はしていません。髪の毛で見えにくいですが、首、肩、肩甲骨の造形などもこだわっていますので、是非見ていただきたいです。

——購入を検討中のみなさんにひとことお願いします。

エミールは優雅でセクシーでかわいらしさも兼ね備えています。その全てを表現できるようにこだわって作成いたしました。1/4スケールなので見応えもありながら、ポージングのおかげでうまくまとまっていると思います。是非お手元にお迎えください。

 

商品情報

エミール・ベルタン 水着スキン[Côte d’Azur] 1/4スケールフィギュア

作品名:アズールレーン
種別:1/4スケール PVC製塗装済み完成品
全高:約217mm(台座含む)
材質:PVCABS、鉄ポリエステル繊維(PET)、ポリプロピレン繊維(PP
原型・彩色:Design COCO(Art Director:A2C)・ひのきや
発売・販売元:株式会社デザインココ

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Profile

Design COCO

アニメキャラクター等のハイクオリティな等身大・スケールフィギュアの制作を手掛ける制作会社。宮城県仙台市に本社を置き、3D制作から彩色まで社内一貫生産しています。工学的手法を駆使して、常に新しい技術を追い求め、3Dプリンターの開発・販売も行っています。